サーフボード(ソフトボード)の素材について調べてみた

最近私は、シーガル(上が半袖、下がロング)のウェットスーツを着ています。そのため、サーフィンをするときは日焼け防止のためにウェットスーツの下にラッシュガードを着ています。しかし、先週末サーフィンに行った際に、ラッシュガードを忘れてしまい、日焼けは予想通りでしたが、それに加えてサーフボードとの摩擦により肌に赤いポツポツが出来てしまいました。

ちなみに、この赤いポツポツが出来る理由と対策について詳しく解説してる記事があったので貼っておきます。

www.yukimablogsaiko.com

私は、そもそもサーフボードのどの素材がそんなに摩擦が強いのか気になったので、そちらについて書いていきたいと思います。

使っているサーフボード

Soft Board | Happy Hour Epoxy Soft 7'6" | Ocean and Earth

サーフボードの表面素材

先ほどのリンクに素材について書かれている画像がありました。

この画像によると、表面素材はEVA Deckというものです。 とりあえず、最近よく使っているChatGPT(ChatGPT May 24 Version)にどんなものか聞いてみると

EVAはエチレン酢酸ビニルコポリマー(Ethylene Vinyl Acetate)の略称です。EVAデッキはサーフボードの上面に使用される素材で、クッション性とグリップを提供します。サーファーがボード上で足を固定しやすくするために、一般的にデッキパッドとしても知られています。また、EVAデッキは滑りにくく、衝撃を吸収する特性も持っています。

とのことでした。

プラスチック素材辞典でもEVAがエチレン・酢酸ビニル共重合体でヒットしたので間違いなさそうです。

plastics-material.com

EVA樹脂素材とは?特徴やメリット・デメリットを解説 | 株式会社キノシタ

また、こちらの記事では、その他の素材の用途として、ビート板が上げられており、確かに肌触りが近い感じがしました。

あと、板はこのように車の上に取り付けて運ぶのですが、キャリーの黒い布でガッチリ板を固定しているため、流石のEVAにも跡がついてしまっています。

その他のサーフボードの素材

せっかくなので先ほどの画像にあった素材、全て何か調べてみようと思います。

1X E-Glass 6 0z

表面素材のEVA Deckの1枚下の層に使われてる素材で、ChatGPTによると、

E-Glassは一般的なガラスファイバーの一種で、サーフボードの強度を向上させるために使用されます。"1X"は、このE-Glassが1層重ねられていることを示しています。"6 0z"は、各層のガラスファイバーの重さを表しており、通常は6オンス(約170g)の重さのガラスファイバーが使用されます。ガラスファイバーは軽量でありながら強度を持ち、サーフボードの耐久性を向上させる役割を果たします。

とのことでした。「E-Glass 組成式」で検索すると日本電気硝子社のHPがヒットしました。

長繊維概要【ガラス長繊維の一般的特徴】 | セントラルグラスファイバー株式会社 長繊維サイト

こちらによると、Eガラスは、SiO2(53%)、Al2O3(15%)、Cao(21%)、B2O3(8%)、その他(2.3%)で構成されており、電気絶縁性の特徴を持つそうです。

Wood Veneer 0.5mm

Eガラスの内側は木のベニヤでした。0.5mm。

さらにその内側にEガラス、そしてその内側がついにコア材になりました。

EPS Core

EPSは発泡ポリスチレン(Expanded Polystyrene)の略称で、サーフボードの中心部分であるコアに使用される素材です。EPSコアは軽量かつ浮力があり、水に浸かってもほとんど水を吸収しない特徴があります。サーフボードの浮力と操作性を向上させる役割を果たします。

by ChatGPT

とのことで、「EPS 発泡ポリスチレン」で検索すると、大和化学工業社のHPで発泡スチロールがヒットしたので、いわゆる発泡スチロールになるのですかね。

発泡スチロールとは|発泡スチロール成形【大和化学工業株式会社】

EPS断熱建材とは?

こちらの発泡スチロール協会のHPによると、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)とあるので、ビーズ法で作られたポリスチレンをEPSと呼ばれてるようです。

ビーズ法ポリスチレンフォームは、「Expanded Poly-Styrene」の頭文字をとって「EPS」と呼ばれており、ドイツで生まれた代表的な発泡プラスチック系の断熱材です。 ビーズ法ポリスチレンフォームは、ポリスチレン樹脂と炭化水素系の発泡剤からなる原料ビーズを予備発泡させた後に、金型に充填し加熱することによって約30倍から80倍に発泡させてつくられます。金型形状をかえることで様々な形状の製品をつくることができます。

原料がビーズだからビーズ法と言うのですね。

プラスチック素材辞典でポリスチレンを調べるとこちらでした。

plastics-material.com

いわゆる食品トレイで使われるポリスチレンとEPS何が違うのかもChatGPTに聞いてみると

ポリスチレン(PS): ポリスチレンは非発泡の固体であり、通常は密度の高い樹脂です。硬くて剛性があり、比較的脆い性質を持ちます。また、熱や溶剤に対しても比較的耐性があります。 EPS(エピサイクル化ポリスチレン): EPSはポリスチレンを発泡させて作られる軽量の発泡プラスチックです。発泡の結果、空気を多く含み、密度が低くなります。軽く柔らかく、一般的には衝撃吸収性が高く、断熱性も持っています。

とのことで、太字の箇所が、それはサーフボードのコア材に良さそうだと思いました。

HDPE Slick Bottom

サーフボードの背面の海面と接する部分の素材です。こちらもChatGPTによると、

HDPE高密度ポリエチレン(High-Density Polyethylene)の略称で、サーフボードのボトム部分に使用される素材です。HDPEスリックボトムは摩擦を軽減し、水の流れをスムーズにする効果があります。また、耐久性にも優れており、波による摩擦や衝撃に対してボードを保護します。

とのことで、納得の内容でした。 ただ1点、実はビーチに転がってた流木の上に間違えて板を倒してしまい、ヘコんでしまいショックを受けていたので、対衝撃性は低いんだよなぁと。。

修理方法についても調べてみようかと思います。